義達 理絵(よしたつ りえ)
- 1987年生まれ
- 臨床心理士・公認心理師
- 東京学芸大学教育学部人間福祉課程カウンセリング専攻 卒業
- 東京学芸大学大学院教育学研究科学校心理専攻臨床心理コース 修了
- 2024年まで子ども家庭支援センター心理職
- 2024年 風の木クリニックのカウンセラーを務める
- 2025年 一般社団法人HCMカウンセリングセミナー事務局スタッフとして活動

自己紹介
これまで10年以上、練馬区子ども家庭支援センターにて子育ての相談や虐待対応を行ってきました。
子ども家庭支援センターで関わる子どもの相談は多岐に渡ります。
乳幼児期の母親の不安、発達障害に付随する問題、不登校や引きこもり、配偶者との不仲やDV、他にも様々なご相談がありました。
私自身は、不登校や大変な反抗期もなく、あまり大きな問題なくここまでやってきた・・・と思っていたのですが、上で述べたような悩みに深く携わるにつれ、自分の中でずっと抱えてきた不全感に気づくことになります。
自分では、落ち着いて仕事をこなしていると思っていましたが、実は不安と緊張が強く、いつも疲れていました。失敗が怖く、間違いがあると過度に自分を責めてきました。
まわりもみんなそうだと思っていたのですが、話を聞くとそうではなかったようです。みんなはもう少し力を抜いて、家族や友人、同僚を頼りながら、支えあいながら仕事や生活を送っていると知りました。
そして、子ども家庭支援センターにご相談をする方の中には、これまでの私と同じように緊張や不安が強く、ちゃんとやらなければという気持ちの強い方がとても多いのです。カウンセリングを希望する方も同様です。
私の話に戻ります。自分の課題に気づき、信頼する精神科医の助けを借りながら、これまでを振り返りました。今まで必要以上に人に合わせて、自分を抑えて生きてきたことに気づき、自己理解ができたことでとても楽になりました。そこから積極的な自己主張が始まります。
私は、リラックスできる居心地の良い空間が好きです。一番初めにやったことは、近所のゆっくりできるカフェで、1000円のランチを頼むことでした。
今まで、自分にお金を使うことにも否定的だったのですが、自分を許して食べたランチがおいしくて、涙があふれたのを覚えています。
それ以降、何度も繰り返し自分を振り返っては、自分の持っている厳しいルールを見直し、本当はどうしたいのかを考えてきました。まだ名残はありますが、今ではずいぶんと楽に生きられています。
カウンセリングは、自分の生き方を振り返るきっかけです。
今までの自分への厳しさを振り返り、必要のないルールは手放していきましょう。
「カウンセリングルーム Yuru 」の由来は「ゆるむ(緩む)」と「ゆるす(許す)」です。
緩めて許すことで、生き方が変わります。
生き方が変わると、周りの環境も変わってきます。家族との関係、友人との付き合い方、人への信頼、すべてです。
本当に自分らしく生きられるよう、ここでのカウンセリングがそのきっかけになれば嬉しいです。